AIで制限要因の分析|claude codeをパーソナルトレーナーへ

「これするだけで腹筋がバキバキに!」
そんなインスタの投稿みて、実際にやってませんか?

Youtubeの筋トレ動画、お気に入りにたんまりたまってませんか?
それは私です。

ですが、AIの登場でパーソナルトレーナーの業界にも、
行動変化が起こるんじゃないかと考えてます。

運動系の動画が溢れており、それが意味が無いという事では無く、
ベースのトレーニングはあった方が目的に近づけると思います。

AIをパーソナルトレーナーとして、相談したのでお話したいと思います。
そこで出てきたのが「制限要因」という考え方でした。
そしてこれが、身体だけの話じゃなかったんですよね。

目次

制限要因という考え方

AIに相談していて、一番効いた言葉がこれでした。

制限要因。全体の成果を決めている、一番低い要素のことです。

もとは19世紀の農業の考え方で、植物の生長は最も不足している栄養素で決まる、というものです。窒素が足りていても、リンが欠けていれば、窒素をいくら足しても収量は増えません。

私の場合はこうでした。

点線が今のパドリング力です。左の3本をどれだけ伸ばしても、点線は1ミリも上がりません。

厄介なのはここからで、

得意なものを伸ばすほうが気持ちいい
足りているものは、問題として現れないので見えない

だから伸ばした実感はあるのに、成果が変わらない。

「頑張ってるのに報われない」の正体はこれでした。

明確なゴール設定を設ける

トレーニングする理由は人それぞれだと思います。
筋肉をつけたい、健康になりたい、スポーツで活かしたい。

AIに相談する際、最初に明確なゴールを決めます。
仕事と同じですね。

私の場合は健康と体力維持なんですが、心の奥底にある目標は
65歳になってもサーフィンをしたい!だなと思ったので、これを目標にしました。

ゴール

  • 65歳でもサーフィン出来る身体
  • パドリング強化

普段の運動習慣

私はシャドーボクシングと懸垂を中心にある程度は体力と体型を維持しています。
でも、何のためにトレーニングをしてるのか。

色々な動画を見てはトレーニング浮気に走ります。

正直に話す

年齢、運動履歴、習慣、体重、痛いところ。。
制限要因の精度を上げる為にも、全てを包み隠さず正直に言います。

海でパドリングをした際、速攻で疲れてしまい我ながらショックでした。
どういう状況で、どんな疲労を感じたか。
普段の生活で昔との変化、腕立て伏せをたくさんすると、肘が痛くなる等、
包み隠さずなんでも正直に言います。

ここはむしろ人よりも言いやすいんじゃないかと思います。
やっぱり対人だと、ちょっとマッチョぶってしまいますよ。
AIにはそんな心配は無用です。

ただ、あんまり痛い痛いというと、整形外科に行けと言われるので、
塩梅の調整は必要です。

やっぱりYoutubeやインスタだと、かっこいい体になりそうな動画を見ちゃうんですよね。
でもAIは客観的かつ適切に提案してくれます。

クロールは得意でもパドリングはすぐに疲れる

AIに細かい部分まで色々相談します。
例えば、AIがクロールを提案してきたとします、
ですが、実際クロールとパドリングって結構違うんですよ。

そういう自身の肌感もAIに伝えます、言いなりになる必要はありません。

私の場合、デスクワーク、海に行く回数も少ない、加齢。
不利な条件が多い訳です。

AIの見立て

パドリングはうつ伏せ状態です。
私の場合、そもそもうつ伏せの姿勢を維持する筋力、体幹が弱っていると見立て
なんですが、見事に当たってました。

悪循環ループです
(姿勢が悪い→呼吸が乱れる→心拍があがる→消耗→姿勢崩壊)
→サーフィンを楽しめない

細かい部分まで原因を追究してくれます。

AIの提案する種目は地味なものばかり

見て下さい、この地味さ。
これは自分で作れない。

メニュー(週3回・10分)

  • キャット&カウ 10往復
  • 胸椎エクステンション3ポジション×5回
  • 腸腰筋ストレッチ 左右30秒
  • 大胸筋ストレッチ 左右30秒
  • デッドバグ 左右8回×2
  • サイドプランク(肘つき)左右20〜30秒×2
  • バードドッグ(肘つき)左右5回
  • プローンホールド(うつ伏せで胸を5cm浮かせて保つ)
  • プローンスイマー 40〜60秒
  • うつ伏せのまま呼吸5回
  • ホロウホールド 30秒
  • テイクオフの動作を3〜5回

インスタには絶対に上がらないやつですね。
でもこれ実際やってみたら、明らかに体が軽くなったんですよ。

パドリング強化という視点から、体全体のケアと強化が盛り込まれます。
(肘つき)なのは手首に負担を掛けない為で、細かい所まで留意してくれます。

順番に意味がある

面白かったのが、順番を変えるなと言われたことです。

ストレッチ → 体幹 → うつ伏せ。

先に胸椎と股関節をほぐして、次に骨盤を固定する力を入れてから、うつ伏せに移る。
この順番じゃないと腰が張るらしいんですよ。

この辺りはやりながら調整をかけていく部分です。

そして「うつ伏せで胸を5cm浮かせるだけ」が、結構しんどいんです。
60秒もちません。

これがパドリング中の疲労にそっくりなんですよ。
AIの見立てどおり、うつ伏せ姿勢をキープする力が弱ってた訳です。

時短では埋まらない要因がある

私、3分HIITもやっていました。でも海では効果を感じませんでした。

>HIITが伸ばすのは無酸素のパワー。
>サーフィンで必要なのは、低強度を長く続けながら、全力から素早く回復する能力です

その回復力は、低〜中強度を長い時間続けることでしか育たないそうです。

処方されたのは「心拍105〜125で30〜40分歩く、週2回」。走らなくていい。「これ遅すぎかも?」と感じる速さが正解だそうです。

つまり私の制限要因のひとつは、時短トレーニングでは構造的に埋められないものでした。

制限要因をビジネスに当てはめる

これは仕事でも一緒です。

釣りで言うとこうです。

商品力=腕、デザイン=竿、SNS=仕掛け。
そして潜在顧客=そこに魚がいるか、商環境=釣れる状況か。

どんなに良い竿でも、魚のいない池では釣れません。

しかも左側は、努力すればちゃんと伸びるんですよ。腕は上がるし、サイトは綺麗になる。だから手応えはあるのに、釣果が変わらない。

身体のときと同じで、自分では自分の低い板が見えないんですよね。

AIをトレーナーにして良かったこと

忖度がない

私はずっと、肩甲骨の柔軟性ばかりやっていました。
そこが原因だと思っていたからです。

そう思っていると、調べるのも「肩甲骨 ストレッチ」なんですよね。
出てくる情報も、当然その周りだけになります。

自分で情報を集めるかぎり、自分が立てた仮説の外側は出てこない。

制限要因が自分では見つけられないのは、これが理由です。

>柔軟性は1段目です。広げた可動域を保持する力のほうが抜けています
>HIITは無駄ではないですが、あなたの制限要因を一つも外していません

15年ジムに通ってた人間に、割と容赦ないです。

AIによる行動変化

パーソナルトレーナーだと、だいたい1回5,000〜10,000円くらい。
週1で通えば月2〜4万円です。ジム代は別。

私が今回やったのは、

  • プローンホールドで腕はどこに置くのか
  • 腹筋に力を入れていいのか
  • 腕は床につけるのか浮かせるのか
  • 広背筋ストレッチって具体的にどんな動き?
  • 心拍ってどうやって測るの?

こんな粒度の質問を延々と。

対人だったら遠慮して聞けないですが、AIのサブスク代だけで済んでます。
パーソナルトレーナーもAIに代替される可能性があります。

記録が残る

私はClaude Codeを使っているので、やりとりをそのまま手順書(Runbook)にしました。

経歴、診断、メニュー、痛みの記録、判断とその理由。
全部1つのファイルに残っています。

「なぜこの種目を外したのか」まで書いてあるので、
半年後に読み返しても迷いません。

これは対人トレーナーでもなかなかやってもらえない部分だと思います。

結局、使い方は5つだけ

身体でやったことと、仕事でやることは同じでした。

  • ゴールを決める
  • 正直に話す(弱み、失敗、続かない理由まで)
  • 現場の肌感を返す(言いなりにならない)
  • 細かく聞く
  • 記録を残す

専門分野でのAI活用は確かに限界がありますが、簡易パーソナルトレーナーとしての役割は十分果たしてくれます。

65歳になってもサーフィンしたい

人間と言うのも欲どおしいものです。
ただ、自分が一番モチベーションが上がる事にAIに補助して貰うというのは、今後を楽しむ一つかも知れません。

AIが私に課したものはうつ伏せと散歩。
節約の為にもAIパーソナルトレーナーとして使ってみてください。

とりあえず私は、面ツルの腰波を目一杯楽しめる体を取り戻すところからです。

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この記事を書いた人

インフラとコンテンツ設計を行き来するパートタイムのゼネラリスト。
中年とAIの可能性を、現場で検証しています。

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